約 3,366,150 件
https://w.atwiki.jp/madoka_magica/pages/14.html
魔法少女まどか★マギカAA保管庫 魔法少女まどか★マギカの放送日程 平成23年1月6日(木)より放映開始。 地域 放送局 日時 開始日 近畿広域圏 毎日放送 (MBS) 毎週木曜日 25時25分~ 1月6日~ 関東広域圏 東京放送(TBS) 毎週金曜日 25時55分~ 1月7日~ 中京広域圏 中部日本放送(CBC) 毎週水曜日 26時00分~ 1月12日~ 公開から一週間はニコニコ動画でも観覧できます。 第1話「夢の中で逢った、ような……」 http //www.nicovideo.jp/watch/1294825091 第2話「それはとっても嬉しいなって」 http //www.nicovideo.jp/watch/1295334885 第3話「もう何も恐くない」 http //www.nicovideo.jp/watch/1295856030
https://w.atwiki.jp/yurii/pages/13.html
ストーリー 学術研究都市リグニーム―― そこには世界中からクリエイティブな若者が集まり、多くの作品で溢れていた。 しかし1000年前、人々は禁断の扉を開けてしまう。 消滅魔法「はどうけん」――それはあらゆる人工物を触れただけで消滅させてしまう力を持っていた。 はどうけんの魅力に取り付かれた人々は、クリエイターによって生み出された作品を次々と消滅させ、リグニームは荒野と化した。 はどうけんに対抗するために編み出された保護魔法「ATフィールド」によって暗黒の時代は幕を閉じ、リグニームは平穏を取り戻したかに見えた。 しかし、そのときには既に星の力は衰え失われる寸前だった。 3日間――それが人々に許された時間だった。 あらゆる人工物は生み出されて3日後には消滅してしまった。 人々は絶望し、新たに作品を生み出そうとする者はいなくなった。 それから1000年後―― 日本のあるゲームプログラマーが1つのプログラムを公開した。 「Meengr」 それは、アスキーアートでできたアバターを操作し、リグニームの世界に介入することができるプログラムだった。 最初は、星の力が失われた世界では誰も作品を生み出そうとはしないと思われた。 しかし、1000年の間に人々は変わっていた。 日本のクリエイティブな若者達は飽きることなく作品を作り続け、リグニームに再び作品が溢れようとしていた。 3日後には全てが入れ替わる世界。あなたはそこで、何をするだろうか。 Meengr公式サイトより引用
https://w.atwiki.jp/huurainoboon/pages/32.html
基礎設定 ・世界観は不思議な和風世界で ・舞台は2ch ・ダンジョン名は板やスレ名を適当にもじる感じ 登場人物 ・ブーン:主人公 ・ドクオ:ブーンの友人、珍しい秘蔵本を多数持っているらしい ・やる夫:ブーンたちの悪友、いつも馬鹿なことばかり考えている ・ツン:ブーンの幼なじみ、真面目な性格 その他設定 ・田代砲:2ch世界を破壊するほどの力を持つ古代兵器、文献に載ってる伝説程度のもの。お手頃サイズ ・裏2chが存在するという噂は都市伝説レベルで昔からあり、その情報が運営城にあるという噂 冒頭~1stダンジョン ・ブーン寝てる ・ドクオのメールで起こされる ・ブーンを新しいコレクションの隠し場所に案内するために裏山に呼び出す ・呼び出された場所へ行く途中ツンに見付かる ・ドクオの本を見に行くのがバレてしまい、ツンと共に洞窟の入口を目指す ・ツンをつけていたやる夫、こっそり二人のあとを追う ・洞窟の入口にて、ツンがドクオに詰め寄ると地面が崩落して二人は落ちてしまう ・二人を助けるためブーンが洞窟に入ると中の様子がいつもと違う (不思議のダンジョン化してる、理由は考えてない) ・その隙に洞窟の中のコレクションを取ろうとしたやる夫も床が崩落し落ちてしまう ・ダンジョンを踏破したブーンは最深部(10F)でやる夫たちと再会 ・やる夫は落下した洞窟の最奥で謎の物体(田 代砲)を発見 ・いじったら周囲(10F)が吹っ飛ぶ(大部屋化) ・ツンを人質にしてやる夫が持ち逃げ、ドクオはやる夫に倒されてる? やる夫暴走 ・やる夫が田 代砲で脅して運営城(仮)を乗っ取る ・ブーンが討伐に行く やる夫の目的 ・2chを征服して好き勝手やるお ・裏2ch(or虹世界)を見つけていきたいお (やる夫らしくあまり深く考えてない感じで) 2ndダンジョン ・30Fくらい。道中→運営城まで続く、途中に村があってもおk ・最上階でやる夫と対決 ・やる夫謝罪、やる夫の見つけた裏2chの情報を聞く ・ストーリー終わり それ以降 ・裏2chダンジョン(偽)にいけるようになる(99F不思議)、最下層で釣り宣言される(釣り神様?) ・日常系サブストーリーで各種特殊ダンジョンにいけるようになる ・裏2ch(偽)をクリアすると裏2chダンジョン(真)にいけるようになる(99Fもっと不思議) 他 ・2ndダンジョン前にも行くことのできる特殊ダンジョンがあってもいいかも ・ドクオのところへ行く前にチュートリアルがあってもいいかも 特殊ダンジョン ・幽霊の噂?墓地から?→オカ板 ・やる夫が運営城で手に入れていた情報からいけるダンジョン ・しぃの学校から行けるダンジョン 初期村施設 ・しぃの学校:初心者用解説
https://w.atwiki.jp/siafps/pages/17.html
概要 工事中 BOのストーリー Bo2のストーリー 今回のBO2 ZOMBIESは時系列的には前作BOからの続きとなる。(ORIGINS,MOB OF THE DEAD等は除く) 背景は前作BOでMOONにおいて地球に核爆弾が発射され、崩壊した地球における主人公達を描くものである。 大まかな粗筋 前作BOにおける核爆弾の地球への発射によって、地球はすでに崩壊し、元素115は散布されてしまった。 そのせいで地球はゾンビが闊歩する終末の地となってしまった。 生き残った者達は、前作の主人公の一人であり、BOでゾンビの主導権を握ったリヒトーフェンと、その宿敵となっているマクシスのサイドにそれぞれ付き その声に従っていたのであった。 そんな中、今回の主人公達であるミスティ、マールトン、ラスマン、そしてサミュエルはTRANZITで出会い、行動を共にする事になる。 この4人は協力してマクシス(もしくはリヒトーフェン)の声による命令をこなして行く。 TRANZITではGREEN RUNで協力して命令を遂行し、次にワープさせられたDA YUE JINのDIE RISEでも命令を遂行、そしてRESOLUTION 1295のBURIEDでも他の生き残りとは 違う働きをみせ、マクシス(もしくはリヒトーフェン)の命令を着実にこなしていった。 だが、マクシス、リヒトーフェンの二人はお互いに自分の目標を達成しもう片方を無力化する事が本来の目的であった。 生き残りの人々に語りかけていた、「地球を救う」といった類いの発言はただの戯れ言にしか過ぎなかったのだ。 はからずもこの邪悪な計画に加担した4人は用済みの身となり、ついにはBURIEDの∞ラウンドにおいて息絶える事となった。 地球はリヒトーフェン(もしくはマクシス)に完全に掌握され、希望は完全に断たれてしまったのである。 MOB OF THE DEAD 時は変わり1930年代のアルカトラズ刑務所。 ここにビリー・ハンサム、サルバトーレ・デルーカ、アルバート・アーリントン、マイケル・オリアリーという4人の囚人がいた。 この4人はサルバトーレを中心としたギャングの一味であり、とある「脱獄計画」を企てていた。 その計画とは、文字通り「刑務所にある間に合わせの部品で飛行機を作り、空を飛んで高飛びする」といった奇想天外なものであった。 しかしその決行の際、突然刑務所はゾンビが徘徊する地獄と化してしまった。 原因も分からず、突然出てきたゾンビに戸惑いながらも4人は逃げようと試みる。 しかし、飛行機は出来たものの、落雷を受け、4人はゴールデンゲートブリッジへと墜落してしまう。 そして何故か設置されてある電気椅子で諦めからか死のうとするが、気付くと霊体になって戻ってきてしまう。 記憶の混乱も生じる中、4人は自分達がそれぞれ既に死んでいる事をゾンビを操っている主(マクシスやリヒトーフェンではない存在)によって 気付かされる。 そしてとうとう霊体になれたのも、同じ事を何回も繰り返しているのも、ゾンビが発生したのも、 この世界が全て自分達の執念と何者かの意思によって成り立っていた世界であるからだ、という事に4人は気付く。 現実の世界では1930年代の当時、この4人による脱出計画は計画の時点で頓挫し、計画発案者であるアルバート・アーリントンは血の復讐により死亡し 他の3人もアーリントンを殺した罪によって電気椅子で処刑されていたのである。 これらを全て知った彼らはとうとう橋の上で3VS1のデスマッチをくり広げる。 アーリントンが勝てば、このループから解放され、ゾンビを操っている存在の呪縛も解けるが他の3人が勝てばループが続く。 果たしてループから解放され、安寧にたどり着く事は出来るのだろうか。 ORIGIN 編集中 ~考察・推測~ ここではゾンビについての謎となっている部分の推察を行う。 なお確証は今の所状況証拠だけなので無し。 飽くまで参考としてもらいたい。(随時修正・変更がかかる点ご了承下さい) 元素115による感染は人為的に操作出来るのか →恐らく不可能。感染した人(つまりゾンビ)を人為的に操る事はエーテルによって可能だが 感染の拡大や縮小自体はエーテルの力を持ってしても止める事は出来ないと思われる。 MOB OF THE DEADでのゾンビを操る存在とは? →ルシファー説が理に適っていると思われる。1930年代にはリヒトーフェンやマクシス自体存在しない事、 また、ゾンビの目の色がどちらの支配色でもない事、そして「冥府界」という単語が度々散見される事が理由。 ルシファーは死者を司る悪魔であり、そこからこの説が生まれたのではないか。 しかし完全にリヒトーフェンらに関係がない、という事ではないのはオリジンにて明らかとなっている。 いつもの4人組はBOのMOONから最終的に生還出来たのか →全く不明。しかしその中のタンク・デンプシーはミスティの父親だとする説がありそれが正しければ 一応の所生還は出来ている可能性がある。 リヒトーフェンについては精神体はエーテル内にある為肉体自体はサマンサの精神が宿るものとなっているはず。 余談ではあるがiPhone版COD ZOMBIESアプリにおけるチュートリアルでは彼がゾンビと化しているのでこれを公式の設定ととれば 肉体は既にゾンビ化している可能性もある。 サミュエルの「3人に知られたら殺される」ような過去の出来事とは →恐らくゾンビの肉を食べた事と思われる。 DIE RISEの冒頭のムービーにて一瞬フラッシュバックする映像があるがそれがそのまま該当する可能性が高い。 また、この事によって感染が初期段階ではあるが起こり、リヒトーフェンの声を受信出来るようになっているのだ、という説もある。 TRANZITにおけるアボガドロの正体とは →おそらくなんらかの形で電気と人間が元素115の影響によって融合したものだと考えられる。 発電所に閉じ込められていたのはかなり初期から存在していた事を暗示する。 つまり何らかの研究や実験の成果なのではないだろうか。 しかし正体については明らかになっていない為推論の域を出ない。 ∞ラウンドとは一体 →おそらく今回の主人公4人の未来の姿(終着点)である。 全ステージでの謎解きを終わらせ、用済みになった者達の末路といったところか。 記憶障害の原因と全滅→復活のループの関係性 →今回のZOMBIESでは115の副作用として、「幻聴やパラノイア、短期の記憶障害」が発生する事が示唆されている。 ここで述べるのは仮説の域を出ないが、これはDIE RISEなどに見られた主人公達の時間移動(全滅するとまた生き返る事)と密接な繋がりが ある、という事ではないだろうか。 つまり、リヒトーフェンなどによる時間移動は、厳密には時間移動というよりも「別の時間軸の主人公達を連れて来る」事なのだ、と考える事が出来るのだ。 分かりやすく言えば「今の世界の主人公達が全滅しても別の世界(平行世界)から強制的に呼び戻す」という事である。 もしこの仮説が合っているならば短期の記憶障害は平行世界間移動の際のラグと考える事が可能となる。 しかしこの症状が何故ラスマンに頻発するのかの説明は未だつかない。 オリジンにおける不可解な設定の不一致 →COD BO2 ZOMBIESにおける最大の謎とも言えるであろうこの問題。 様々な食い違いが起きている事に気付くだろうか。 例を挙げると 過去が舞台なはずなのにはるかにオーバーテクノロジーな技術が散見出来る。 いつもの4人組が何故かここに来て再登場している。 リヒトーフェンとマクシスの関係が何故か今までにくらべ友好的である。 サマンサはリヒトーフェンによってMOONのエーテルに転送されるまでは捕われる事は無かったはずなのに何故か捕われている。 マクシスの死因がリヒトーフェンによる精神と肉体の分離ではなく、115感染によるものとなっている。 このように、今までのストーリーを根源から覆す内容となっている為、背景等が全く分からないのである。 いずれ謎解きによって判明するかもしれないが、この矛盾をどう説明するのかが予想出来ない。 どうストーリーに絡んで来るのか、今後も調査を続けたい。 ※この記事は判明した事を元に作成しています。 異なる点がありましたら是非加筆、修正をお願いします。
https://w.atwiki.jp/persona4/pages/11.html
ストーリー 本作の舞台は、現代の地方都市。「ペルソナ3」から2年後の世界だ。 主人公は、高校2年生の少年。 都会育ちの彼は、家庭の事情から田舎町「稲羽(いなば)市」へ引っ越してくる。 その途端、奇妙な連続殺人事件が続発。 電柱や建物にぶら下がった状態で発見される、原因不明の変死体。 そして、午前0時、雨の日の夜にだけ見られるという"マヨナカテレビ"の噂…。 これらの謎を追ううちに、主人公と仲間たちは異世界への扉を開いてしまうことになる。
https://w.atwiki.jp/tow_ms/pages/44.html
ストーリー 世界樹の恩恵によって、人々が暮らす世界「テレジア」。 ある時、異世界から侵入した魔物「飲むモノ」によって、 大地のほとんどが食い尽くされてしまう。 人々は住むところを追われ、 大地を奪われる恐怖におびえていた。 テレジアの大地を生み育む世界樹は、 「飲むモノ」の侵攻から人々を、そして大地を守っていたが、 日に日にその力も弱まっていった。 世界木は、残された力で最後の子供を生み出した。 ディセンダーである。 世界樹の最後の希望として、 ディセンダーはテレジアの大地に降り立った。 登場人物 主人公 今作の主人公の肩書きのみを持つ人物。 黙っているが、代わりに小動物が喋る。 性別を女にしても男扱いされるわ、小動物は纏わりつくわで不遇な扱い。 一応、テレジアのディセンダー。 モルモ 主人公に纏わりついている「ヤウン」という世界の自称ディセンダー。 登場するディセンダーの中で唯一、動物のような姿をしている。 主人公が黙っていることをいいことに、代わりに喋っている。 しかし、シナリオ進行のためであってプレイヤーの気持ちを代弁しているわけではない。 実力と行動が伴わない、口だけは達者な白いゴミ。 自分が役に立っているという間違った認識を持っており、 某ゴスロリ姐さんに喧嘩を売っていたが、実際に戦ったら死亡確定であろう。 場の空気を読まない行動・発言が多く、そのどれもが不快なためスルー推奨。 できることなら攻撃をこいつで防御したいと思った人は大勢いるはず。 嫌われることはあるが、好かれる事は一切無い蚊トンボ。 仲間にも裏切られる場面がありました。 カノンノ 今作ヒロイン及びストーリー上の主人公。 「パスカ」と言う世界のディセンダー。 何故か、戦えるのにパーティに入らない。 まだこの世界のことを知らなかった主人公たちをやさしく教えてくれるいい子ちゃん。 ちなみにボイスをオフにすると、可愛さが4割くらい増す。 だがあとで腹黒くなったり。。。 OPはカノンノの事を言っているのかもしれない・・・ ガンゼル アイリリーの統治者。 町を牛耳っていたが、主人公によって倒された。 体が弱かったが、ウィダーシンの力添えのお陰でよくなった模様。 一回倒すとウィダーシンに消されるが、後半で再び生き返る。 アウロラ やんわり京都弁姐さん。ゴスロリ。 ぶぶ漬けを出そうとする。 どこかの世界のディセンダーだという。 一番影が薄い敵キャラ。 ウィダーシン 本作ラスボス。 ヒールバングル、メンタルバングルを唯一持つためひたすら狩られる。 出る人はあっさり出るが出ない人は数時間粘っても出ないとか。ご愁傷様。 初心者キラー。ネレイド直伝エターナルファイナリティもどき。
https://w.atwiki.jp/arcadiasaga/pages/14.html
Last up date 2009-11-13 13 44 37 (Fri) ストーリー 朦朧としていたの混沌の時代から、 人類が組織として成立し暦を記録するようになって300と余年、 やがて転換期を迎えた。 人類の生活基盤となる居住地域を 大型のモンスターが頻繁に襲うようになり 捕食される立場となったのだ。 繁殖力の低い人類は、 種の存続のために移住することを余儀なくされる。 そして、 いくつかの斧候団のなかでもっとも良い結果となった 「ジェアーブ報告書」に基づき、 次々へと移住を開始する。
https://w.atwiki.jp/kitakoutarou/pages/72.html
ショッピングモールの地下。 薄暗い闇が支配するこのフロアに、今現在5人の人間と1匹の正体不明の生き物がいた。 まどか「わぁ……」 さやか「凄い……。みるみるうちに傷が塞がってる……」 鹿目まどかと美樹さやかは目の前で起きている現象に驚きの声を上げる。 今、2人の前では魔法少女・巴マミが治癒魔法でキュゥべえの回復を行っている真っ最中だ。 さやかの言葉どおり、治癒魔法を受けているキュゥべえの身体は徐々に傷が消えていき、血色も良くなってきている。 ――そんな光景を横目に、3人と1匹から少し離れた場所に立っているもう1人の魔法少女・暁美ほむらが口を開く。 ほむら「いずれ後悔するわよ、そいつを助けてしまったこと……」 マミ「…………」 さやか「転校生……!」 その言葉に対して、マミは無視を決め込み、さやかは敵意の籠った眼差しをほむらに向けた。 翔一「あ、暁美さん、駄目だよ、そんな自分から敵を作るようなこと言っちゃ……」 ほむら「事実を正直に言ったまでよ」 翔一「あ、暁美さ~ん……」 そして、5人の中で唯一の男子である沢野翔一がほむらを咎めようとするが、ほむらは全く聞き耳を持たなかった。 そんな会話が繰り広げられているうちに、キュゥべえは完全に回復したようだった。 キュゥべえ「ありがとうマミ、助かったよ!」 ぱっちりと目を見開き、起き上がったキュゥべえが開口一番――といっても、キュゥべえは会話の際も口を開かないため、この言葉は正しいのか微妙なところだが――マミへお礼を言う。 さやか「しゃ、喋ったあああああ!?」 まどか「さ、さやかちゃん、落ち着いて……」 そんなキュゥべえが、いきなり人間の言葉を発したので、何も知らなかったさやかは、驚きのあまり2、3歩ほど後ろへ後ずさってしまう。 対して、キュゥべえの助けを求める声を聞いてここまで来ていたまどかの方は、特に何の反応も示さなかった。 ――そして、この男も内心驚いていた。 翔一(や、やっぱり喋れたんだ……) マミ「お礼ならこの子たちに言って。私は魔女を追っていたところを偶然通りかかっただけだから」 マミにそう言われたキュゥべえは、すぐさままどかとさやかの2人の方を見やる。 キュゥべえ「言われてみれば、そうだね。ありがとう、鹿目まどか、あと美樹さやか」 まどか「やっぱり、あなたなのね。私を呼んだのは?」 さやか「ちょ、ちょっと待って……! まどか、あんたコイツと知り合いなの!?」 まどか「ううん。初対面だよ。ただ、さっきこの子の『助けて』って声が突然頭の中に聞こえてきて……」 キュゥべえ「そう。僕がまどかに助けを求めていたんだ。でも、まさか本当に来てくれるなんて……。やっぱり、まどかは僕の見込んだとおりだ!」 さやか「あ、あのさ……。勝手に話進めちゃってるところ悪いんだけど……アンタ、誰? 何で私たちの名前を知ってるの?」 キュゥべえ「おっと、失礼。僕の名前はキュゥべえ」 まどか「キュゥ……べえ?」 さやか「見かけによらず、何か冴えない名前ね……」 キュゥべえ「まぁ、名前のことは今は置いておいて……。今日は君たちにお願いがあって来たんだ」 さやか「へっ?」 まどか「お願い?」 ほむら「――!?」 翔一「? どうしました、暁美さん?」 キュゥべえ「僕と契約して、魔法少女になってほしいんだ!」 そう言いながら、キュゥべえはまどかたちに愛くるしい笑顔を浮かべた。 魔法少女まどか☆マギカ AGITΩ ~最初で最後の約束~ 第4話「私はそう思わない」 OP http //www.youtube.com/watch?v=yEXxEny2BvY ほむら「駄目……!」 翔一「あ、暁美さん!?」 突然、ほむらがまどかたちの方へと歩み寄ろうとする。 が、そんなほむらの行く手をマミが阻む。 ほむら「……どきなさい」 マミ「嫌よ」 ほむら「あなたは……!」 マミ「彼女たちはキュゥべえに選ばれたのよ? 魔法少女になるか、ならないかを決めるのは彼女たち自身。あなたや私じゃないわ」 ほむら「……!」 翔一「ま、まぁまぁ……。暁美さんも、巴さんも、押さえて押さえて……」 マミ「……ところで、沢野くん」 翔一「はい?」 マミ「よく考えたら、何故あなたがここにいるのかしら?」 翔一「え? あぁ、それは……」 まどか「あ、あの~……」 翔一「ん?」 マミ「あら?」 不意に、今しがたキュゥべえと話をしていたはずのまどかに声をかけられ、マミは振り返る。 マミが目を向けると、そこにはまどかだけでなく、さやかの姿もあった。 さやか「い、いや~、こんな時に言うのもタイミング悪いような気がするんですけどね……」 まどか「さ、さっきは助けてくれてありがとうございました!」 まどかは、お礼を言うと、さやかと2人でマミに対して頭を下げた。 マミ「あぁ、いいのよ、気にしないで。私は魔法少女として最低限の勤めを果たしただけだから……」 まどか「魔法……少女?」 マミ「そういえば、自己紹介がまだだったわね。私は巴マミ。あなたたちと同じ見滝原中学校の3年生よ」 まどか「か、鹿目まどか、2年生です……!」 さやか「同じく、2年の美樹さやかでっす! まどかとは同じクラスで親友やってま~す!」 マミ「鹿目さんに美樹さんね。よろしく」 さやか「ハイ、よろしくお願いいたします!」 まどか「…………」 翔一「ん?」 まどか「あ、あの……あなたは?」 翔一「あ。俺は沢野翔一。巴さんのクラスメイトで、ここには……まぁ、いろいろあっているんだ。よろしく」 まどか「沢野……」 さやか「翔一……?」 マミ「あら?」 翔一「ど、どうしたの、2人とも? 俺の名前に何か問題でもあった?」 翔一の名を聞いた瞬間、突然黙りこむまどかとさやか。 しかし、次の瞬間―― さやか「あぁー! うちのクラスの転校生が、転校初日早々いきなり告った3年生の先輩ってあなたのことかー!」 翔一「……はい?」 マミ「あぁ……」 ほむら「――――」 ガンっ! ほむら「…………」 突然のさやかの爆弾発言に、翔一は目を点にし、マミは「またか」というような顔をする。 ほむらにいたっては――表面上では冷静を装っていたが――後頭部を寄りかかっていた壁に強打してしまう有様だ。 翔一「あ~……。それ、完全に誤解だから」 昼休みの出来事を思い出した翔一は、さやかたちの誤解を解くために説明をはじめた。 翔一「確かに俺は暁美さんから直々に呼び出されたけど、美樹さんたちが想像しているようなことは断じてなかったから……」 さやか「えっ? そうなんですか?」 まどか「な、な~んだ、そうだったんだ~……」 ほむら「……鹿目まどか、今のその発言はどういうことかしら?」 まどか「ち、違うの! ほむらちゃんって見かけによらず惚れっぽい子だったんだな~とか全然思ってなかったから……!」 ほむら「……思ってたのね?」 まどか「ご、ごめん……」 キュゥべえ「……何か、さっきから僕の存在を忘れられているような気がするけど、ちょっといいかな?」 いつの間にかまどかの足元へとやって来ていたキュゥべえが、まどかたちを見上げながら、声をかける。 その声に、その場にいた全員の視線がキュゥべえに集中した。 キュゥべえ「まどか、その子にそんな無用心に近づいちゃって大丈夫なのかい? 彼女は元々は僕を狙っていたとはいえ、君にも襲いかかろとしていたんだよ?」 まどか「あっ……!」 さやか「そういえば……!」 キュゥべえの言葉に、先ほどの出来事を思い出したまどかは自然とほむらと距離を取り、そうしてできたまどかとほむらの間のスペースにさやかが割って入った。 ほむら「…………」 マミ「そういえば、聞いていなかったわね。何故あなたがキュゥべえを狙ったのか……!」 そう言いながらほむらの側面に立ったマミの手には先ほど同様、マスケット銃が握られていた。 まどか「ひっ――!?」 先ほどマミがほむらに銃を向けた光景を思い出したのか、それを見たまどかはビクリと一瞬身体を震わせ、さやかの影に隠れてしまう。 ほむら「――鹿目まどかをソイツと契約させるわけにはいかない」 そう言いながら、キュゥべえに鋭い視線を向けるほむら。 ちなみに、まどかがさやかの影に隠れてしまったため、今現在キュゥべえはマミの足元に移動している。 マミ「だから鹿目さんと接触する前にキュゥべえを襲った……と?」 ほむら「それ以外に理由がある?」 マミ「…………」 再び一触即発の空気があたりに漂う。 しかし―― 翔一「……あの~、いきなり横から割り込んですいませんけど、俺からひとつ質問していいですか?」 マミ「? 沢野くん?」 ほむら「沢野翔一――」 マミとほむらの間に、右手を上げながら翔一がひょっこりと割って入った。 マミ「沢野くん……あなた、状況というものを少し理解して……」 翔一「いや~、すいません巴さん。多分すぐに終わる質問なんで……」 そう言いながら、翔一はその場にしゃがみ込んで、マミの足元にいるキュゥべえに話しかけた。 翔一「えっと、君は……キュゥべえ……だっけ? さっきから君や暁美さんたちが口にしている『契約』って何だい?」 キュゥべえ「!? 君は……」 翔一「? どうしたの?」 キュゥべえ「君は……僕の姿と声がわかるのかい?」 翔一「あぁ、わかるよ。そういえば、君って先日もうちの学校に来てたよね? 廊下で走っているところ見かけたよ」 キュゥべえ「――――!?」 一見ほむら以上の無表情に見えるキュゥべえの顔に、一瞬だけ驚きのような表情が浮かんだ――ように見えた。 キュゥべえ(僕を視覚できて、声まで聞こえている――まさか……) マミ「あぁ、キュゥべえ、驚かせちゃってごめんなさい。どうやら彼、一種の特異体質みたいでね……魔法少女やその候補者でもないのに、あなたの姿が見えていたのよ」 キュゥべえ「特異体質?」 マミ「えぇ。でも、まさか声まで聞こえるなんて私も思わなかったけど……」 キュゥべえ「…………」 キュゥべえ「……そうか、特異体質か。さすがにそれは僕も驚いたよ。僕の姿や声は、マミが言ったとおり、本来は魔法少女とその候補者である女の子にしかわからないからね」 さやか「そ、そうなの?」 キュゥべえ「うん。だから僕は常日頃魔法少女の候補者を探しているんだ」 ほむら「……よく言うわ」 さやか「ねぇ、今沢野さんも聞いてたけど、その『契約』っていのは何? あと、魔法少女のこととかも詳しく教えてほしいんだけど……」 キュゥべえ「そうだね。君たちには知る権利がある。1から説明するよ」 翔一「あ。だったら、一度場所を変えません? ここって本来なら立ち入り禁止の場所なんで、いつまでもいるのはマズいような……」 マミ「そうね……。それなら、これから私の家に行きましょうか?」 まどか「ま、マミさんの家……ですか?」 マミ「えぇ。こう見えても私1人暮らしだから、他の人に話を聞かれることもないし……。いかがかしら?」 さやか「おぉ! 是非行かせていただきますとも! まどかももちろん行くよね!?」 まどか「え? ……う、うん。さやかちゃんが行くなら……」 さやか「よし、決まり!」 翔一「えっと……。巴さん、俺も行っても……?」 マミ「構わないわよ。今日説明しきれなかった魔法少女のこともついでに教えてあげる」 翔一「わかりました。それじゃあ、お邪魔させていただきます」 マミ「…………」 ほむら「…………」 マミ「……他の子たちはみんな来るそうだけど、あなたはどうする?」 ほむら「私が用があるのはあなたじゃない」 マミ「飲み込みが悪いのね。今回はお咎め無しにしてあげるって言ってるの」 ほむら「…………」 マミ「あなたがキュゥべえを狙ったのにも何か他に訳がありそうだし、同じ魔法少女なんだから、少しぐらいはお互いのことを知ってもいいんじゃないかしら?」 ほむら「私は他人と馴れ合うつもりはないわ」 そう言うと、ほむらはその場から立ち去ろうとする。 が、その前に翔一が割って入った。 翔一「まぁまぁ、暁美さん。いいじゃない、ちょっとばかり家にお邪魔するくらい……。巴さんだって今回のことは許してくれたんだから……」 ほむら「どきなさい、沢野翔一。さもなければ、力づくでも押し通るわよ?」 翔一「あ~……。でも、ほら、こうして5人いると何か部活動みたいじゃない? ここにいるのってみんなキュゥべえが見える人たちだから、さしずめ『キュゥべえ愛好会』みたいな……」 ほむら「…………」 翔一「あ! そうか、暁美さんはキュゥべえのこと嫌いなんだっけ!? ゴメンゴメン……。『魔法少女部』とかの方がよかった? あ……それだと俺が入れないか……」 ほむら「…………」 翔一「あ、あ~……じゃあこうしよう。暁美さんは鹿目さんに『契約』っていうのをしてほしくないんでしょ? それなら、鹿目さんがその契約をしないように見張るという名目で一緒に行けば……」 まどか「ええっ!? な、何でそこで私の名前が出てくるんですか、沢野さん!?」 翔一「いや~、こうでも言わないと来てくれないかもしれないじゃない? 俺、出来ることならみんなに仲良くしてほしいし……」 ほむら「……わかったわ」 まどか「だからって、私を勝手に話の……って、え!?」 翔一「ほ、本当かい暁美さん!?」 ほむら「あくまでも鹿目まどかがアイツと契約することがないように監視することが目的よ。そこを勘違いしないでほしいわ」 さやか「……マミさん」 マミ「何、美樹さん?」 さやか「あの2人――沢野さんと転校生って、意外と仲良いんじゃないでしょうか?」 マミ「そ、そうかしら……?」 キュゥべえ「…………」 ほむら「……沢野翔一」 翔一「? 何だい、暁美さん?」 マミに連れられ、一同が彼女の家へと案内されている道中、ほむらが不意に翔一に声をかけた。 ほむら「本来なら最初に言うべきだと思っていたけれど……私以外の者には可能な限りあなたがアギトであることは隠しておきなさい」 翔一「え? まぁ、今までも暁美さん以外の人には黙ってたけど……。巴さんにはそろそろ俺の方から明かしてもいいんじゃ……?」 ほむら「駄目」 翔一「えぇ~……?」 ほむら「……この世界にとっても、私たちにとっても、アギトは必要な力だから……」 翔一「? 今何か言った?」 ほむら「別に……」 とある町外れのマンションの一室、そこが巴マミの家だった。 マミ「ここよ。さっきも言ったけど、一人暮らしだから遠慮しないで」 翔一「お邪魔します」 ほむら「…………」 さやか「おぉ、これはこれは……」 まどか「素敵なお部屋……」 マミ「お客さんなんてまず来ないし、おまけに今回は急なことだからろくなお持て成しも出来ないけど……紅茶でいいかしら?」 まどか「あ、はい……」 ほむら「…………」 さやか「……アンタも、そんな所いつまでもつっ立ってないで、こっちに来て座ったら?」 ほむら「私がここにいるのは、あくまでも鹿目まどかの監視。あなたたちと馴れ合うためじゃない」 さやか「あ~そうですか~」 翔一「まぁまぁ、美樹さん。元はといえば、俺が無理やり連れてきたようなものだし……」 まどか「ほ、ほむらちゃん、こっちに来なよ? さすがに私もそんな所から見られてばかりいるっていうのも恥ずかしいし」 ほむら「……近くならいくらでも見ていいと?」 まどか「い、いや、そういうわけじゃなくてね……」 翔一「……今の暁美さんなりの冗談かな?」 さやか「いや、素で言った可能性もなくはないっすよ?」 その後、マミから出された紅茶とケーキ――一応、ほむらの分も用意されていたが、やはり彼女は手を付けなかった――を頂きながら、魔法少女という存在についての説明を受けることになったまどかとさやか。 翔一もほんの数刻前に簡単な説明はされていたが、本格的な説明を聞くのは初めてなので、まどかたちと一緒にマミから語られるこの世界に隠されたもうひとつの素顔について耳を傾けることにした。 マミ「これがソウルジェム。キュゥべえに選ばれた女の子が、契約によって生み出す宝石よ。魔法少女の証であると同時に、魔法を使うために必要な魔力の源でもあるの」 さやか「うわぁ……。綺麗ですね~」 まどか「あ、あの……。今もまた出てきましたけど、その『契約』というのは……」 キュゥべえ「それは僕から説明するよ」 声のした方にまどかたちが目を向けると、いつの間にか床にいたはずのキュゥべえがテーブルの上に座っていた。 ――ちなみにこの時、翔一がキュゥべえに対して「食事に使うテーブルに腰掛けるなんて行儀が悪いよ」と発言したが、見事にスルーされた。 キュゥべえ「僕は君たちの願い事を何でもひとつ叶えてあげられるんだ」 まどか「願い事?」 キュゥべえ「うん。何だって構わない。どんな願いだって叶えてあげられるよ」 さやか「何でも!? 億万長者とか不老不死とか満漢全席とかでも!?」 キュゥべえ「もちろん」 翔一「へぇ~……。凄いんだね」 ほむら「…………」 キュゥべえ「その代わり、その代償として出来上がるのがソウルジェムなんだ。これを持つ者は、魔女と戦う使命を課される」 まどか「魔女?」 さやか「それって魔法少女とは違うの?」 キュゥべえ「似ているようで、全然違うよ。魔法少女は『願いから生まれるもの』だけど、魔女は『呪いから生まれた存在』だからね」 さやか「の、呪い……?」 翔一「――ん? ちょっと待って。それって……具体的にはどう違うの?」 キュゥべえ「? どういう意味だい?」 翔一「いや……。あくまでこれは俺の個人的な考えの延長に過ぎないんだけど……。さっき君が言ったことが本当なら、魔法少女の契約で叶えられる願いっていうのは、基本的に何でもありなんだよね?」 キュゥべえ「そうだよ。それがどうかしたの?」 翔一「じゃあ、本当に例えばの話だけど――契約する女の子が、世界の滅亡とかを本気で願っちゃってるような子で、その願いで契約して魔法少女になってしまったらどうなるの?」 まどか「!?」 さやか「!?」 マミ「!?」 ほむら「……!」 翔一「もし、それで本当にその願いが叶っちゃうなら、俺からしてみたら『願い』も『呪い』も対して変わらない気がするな。下手をすれば、女の子の願いっていう欲ひとつで関係ない人たちが迷惑被るハメになっちゃうんだから……」 キュゥべえ「…………」 まどか「い、言われてみたら確かに……」 さやか「本当に何でもありなら、『嫌いな奴を殺してほしい』とか……そういう願い事もありってことなんだよね……?」 まどか「さ、さやかちゃん、何か私……今の沢野さんが言ったことを聞いたら、急に怖くなってきちゃったよ……」 さやか「あ、あたしも……」 翔一「あ……ゴメン。別に2人を怖がらせようと思って言ったわけじゃなくて……」 キュゥべえ「……いや、可能か不可能かのどちらかで言うなら、そう言った願いも一応は可能だと思うよ」 翔一「えっ!?」 キュゥべえ「ただし、あくまでも『一応』だよ。願いは叶うだろうけど、何らかの形でその内容に修正が加えられる可能性は十分ありえる」 翔一「というと?」 キュゥべえ「実際のところ、僕もそこまでスケールの大きな願いは今まで叶えたことがないから正直わからないんだよ。僕にだって契約する相手を選ぶ権利はあるしね」 翔一「あ、あぁ~……。そ、そうだよね。そりゃあ君だって、無関係な人を巻き込みたくはないもんね」 キュゥべえ「そういうこと。第一、そんな誰から見ても邪な願いを持った子と契約するなんて、僕からも願い下げだよ」 ほむら「どうだか……」 そう呟くと、今までその場を全く動かなかったほむらがまどかたちの方へと歩み寄った。 まどか「ほ、ほむらちゃん?」 ほむら「今のコイツと沢野翔一のやりとりで大体わかったでしょ? コイツは、ほんの一時期のみの幸福と引き換えに、全てを奪い去る――言ってしまえば、ドラッグの密売人のようなものだって」 キュゥべえ「そういう言い方はないんじゃないかな、暁美ほむら? 君だって魔法少女である以上、魔女と戦う使命を負ってまで叶えたい願いがその時はあったんだろう?」 翔一「確かに、言われてみたら……。一体どんな願いを叶えて暁美さんは魔法少女になったんです?」 ほむら「…………」 翔一「……あれ?」 ほむらは何も答えず、ただその場で黙りこくってしまった。 キュゥべえ「……まぁ、いいや。マミ、悪いけどここから先は君から説明してもらえるかい? 僕がこれ以上話すと説明もろくに出来そうにないしね」 マミ「えっ? ……あ。そ、そうね。じゃ、じゃあ、魔女について私が知っている限り説明するわね?」 さやか「は、はい。お願いします」 マミ「魔女というのは、簡単に言ってしまえば魔法少女とは対局に位置する存在よ。魔法少女が希望を振りまく存在だとすれば、魔女は絶望を撒き散らす存在ってところね」 まどか「絶望を撒き散らす……?」 マミ「よく、ニュースとかで原因不明の事故や自殺が報道される時があるでしょ? ああいう類の事件の裏には、高い確率で魔女が関わっているの」 さやか「嘘っ!?」 マミ「信じられないでしょうけど、事実よ。さっき、キュゥべえは魔女は『呪いから生まれた存在』だって言っていたでしょ?」 まどか「はい」 マミ「その『呪い』というのが、不安や猜疑心、過剰な怒りや憎しみといった負の感情なの。要は、魔女は存在そのものが負の感情の塊で、災いの種を世界にもたらしていると言っても過言ではないわ」 まどか「私たちの知らないところで、そんなことが起きていたなんて……」 さやか「でも、そんなヤバい奴らがいるのに、なんで誰も気づかないんですか? 勘の良い人なら何かしら気づくんじゃ……?」 ほむら「無理よ」 さやか「えっ?」 さやかのその質問には、気づけば先ほどと同じ場所に戻っていたほむらが答えた。 ほむら「普段魔女は自身の巣である結界の最深部に隠れ潜んでいる。だから、いくら勘が良かろうと悪かろうと、人間がその姿を捉えることなんてまず不可能よ」 まどか「結界?」 さやか「……もしかして、ショッピングモールの地下であたしたちが迷い込んじゃった、あの気持ち悪い空間のこと?」 マミ「そう。結界の中は迷路みたいになっているし、あなたたちも見たと思うけど、魔女の手下である使い魔がうようよいる……。だから、あれに迷いこんでしまった人間は普通は生きて出ることは……」 まどか「じゃあ、私たちは運が良かったんですね……」 さやか「……なぁ、転校生」 ほむら「……何?」 さやか「そういえば、アンタにはまだお礼を言ってなかった……よね?」 まどか「!? そ、そうだった……!」 さやかの言葉にはっとしたまどかも、体ごとほむらの方へ視界を向ける。 さやか「最終的にあの使い魔とかいう化け物たちをやっつけてくれたのはマミさんだけど、思えば最初にあたしたちを助けてくれたのはアンタだった……。だから、その……ありがと……」 まどか「ありがとう、ほむらちゃん」 感謝の言葉と共にほむらに頭を下げるまどかとさやか。 それに対してほむらは―― ほむら「――別に、あなたたちが気にすることじゃないわ」 と、さらりとそう答えただけで、2人の方に一瞥すらしなかった。 まどか「……でも、考えてみたら、マミさんやほむらちゃんは、今までそんな恐ろしいなものと戦っていたってことですよね……?」 マミ「そうね、命がけよ。常に死と隣り合わせの世界だもの……」 翔一「……暁美さん」 ほむら「何?」 翔一「……暁美さんほどの子でも、やっぱり魔女と戦うことを今でも怖いと思う?」 ほむら「…………」 翔一「…………」 ほむら「……ない、と言い切ることは出来ない……」 まどか「ほむらちゃん……」 マミ「鹿目さん、美樹さん」 まどか「は、はい」 さやか「何でしょう?」 マミ「これだけは覚えておいて。キュゥべえと契約すれば、どのような願いでも叶えるチャンスがある。だけど、それによって与えられる見返りは想像するよりも遥かに大きなものよ……」 まどか「…………」 さやか「…………」 マミ「だから、契約する場合、叶えたい願いが本当に見返りに足るものなのかじっくりと考えた方がいいわ」 私はそれを考える余裕もなかったから――と、呟くように最後に付け加えると、マミはソウルジェムを指輪の形に戻した。 ほむら「……代償を考えるなら、契約しない選択を選ぶ方が遥かに良いと私は言い切るけどね」 翔一「暁美さん……」 キュゥべえ「…………」 マミ「……さて、じゃあ今度は私たち魔法少女について説明しましょうか」 一度紅茶に口をつけた後、気分を変えようと、マミが再び口を開いた。 マミ「さっきも言ったけど、魔法少女が魔法を使うために必要な魔力はソウルジェムを源としているわ。だけど、それにも当然限りはある」 翔一「使い続けていれば、いずれ無くなってしまうってことですね?」 マミ「そう。魔力が枯渇してくるとね、ソウルジェムにどんどん濁りが生ずるの」 まどか「濁り……ですか?」 マミ「えぇ。おまけに、この濁りを取り除く――つまりは魔力を回復させる方法がまたちょっと厄介でね。あるものが必要になってくるの」 さやか「あるもの?」 マミ「それがコレ」 そう言いながら、マミはポケットから手のひらサイズの黒い『何か』を取り出した。 翔一(あれ? 確かあれって……) さやか「何ですそれ? 見た感じ黒いソウルジェムにも見えますけど……」 マミ「確かに見た感じは似ているけど、実際は違うわ。これはグリーフシード。魔女の卵よ」 まどか「えっ!?」 さやか「ま、魔女の卵!?」 ほむら「…………」 そう。マミが取り出したのは、昨日病院の外で発生した魔女の結界でマミとアギトが協力して魔女を倒した際に、マミが手に入れたグリーフシードだった。 マミ「あぁ、大丈夫。今のところはね」 翔一「『今はところは』……? それって、いずれは大変なことになるってことじゃ……!?」 キュゥべえ「だからこそ僕がいるのさ」 翔一「うわっ!? び、びっくりした~……。急に視界の中に飛び込んで来ないでよ」 キュゥべえ「ゴメンゴメン。でも、これはさすがに僕がやって説明しないといけないことだからね」 さやか「は? それってどういう……」 キュゥべえ「マミ」 マミ「えぇ、お願いね?」 そう言うと、マミは持っていたグリーフシードをキュゥべえの長い尻尾の先端部にそっと置いた。 グリーフシードを受け取ったことを確認したキュゥべえは、今度はそれを自身の頭の上へと移動させ、2、3度転がしてバランスをとると、最後に背中の方へとポンとそれを放り―― ――突然開いた背中の模様部分から、グリーフシードを体内へ飲み込んでしまった。 模様部が開いたのはほんの一瞬だったため、中がどのようになっていたかはその場にいた誰の目にもわからなかったが、飲み込むと同時に、キュゥべえの模様部分がカッと発光した。 キュゥべえ「きゅっぷぃ」 やがて、背中の発光が収まると、キュゥべえは軽くげっぷをした。 まどか「…………」 さやか「…………」 翔一「…………」 キュゥべえ「これでもう安全だよ。……? 君たち、どうかしたのかい?」 さやか「た、食べちゃったの……?」 キュゥべえ「これもまた僕の役目のひとつだからね」 まどか「そ、そんなもの食べちゃって、お腹とかは本当に大丈夫?」 キュゥべえ「うん。全然問題ないよ」 マミ「ま、まぁ、最初見た時は誰だって驚くでしょうね。私もそうだったもの……」 ほむら「…………」 翔一「……と、とりあえず、そのグリーフシードというものが何なのかわかりましたけど、それが魔力の回復とどういう関係があるんです?」 マミ「今キュゥべえが食べちゃったものは、さすがに容量が限界に近かったから試せなかったけど、グリーフシードは周囲の負の感情を貯め込む特性があるみたいでね、そこを応用してソウルジェムの濁りをグリーフシードに吸い取らせるのよ」 さやか「なるほど、そうすることでソウルジェムが綺麗になって、魔力も元通りになるってことですね」 マミ「そういうこと。グリーフシードは倒した魔女がたまに持っていることがあるんだけど、魔法少女にとっては魔女退治の貴重な見返りでもあるわ。でも……」 まどか「でも?」 マミ「そのせいで、魔法少女同士でグリーフシードの奪い合いが起きちゃったり、自身の魔力を常に万全に維持しておきたいがあまり、他者――特に魔法とは一切無関係な人たちの犠牲を省みずに魔女退治を行う魔法少女も多いの……」 ほむら「仕方がないわ。魔法少女となってしまった以上、ソウルジェムの輝きを維持するのは死活問題だもの」 まどか「そんな……」 さやか「う~ん……。私たちの思い描いてるゲームや漫画とかの正義の味方像とかとはかなりかけ離れてますね……」 翔一「……現実はそんなに甘くないってことだよ」 BACK 第3話 Next 第4話 part2
https://w.atwiki.jp/2ch-ff13/pages/805.html
ストーリー 天空に浮かぶ楽園―― 「コクーン」に生きる人々は、自らの世界を理想郷と信じていた。 楽園コクーンは、聖府の政治のもとで平和と繁栄を享受している。 人類の守護者「ファルシ」たちの祝福を受けて、安らかな日々が永遠に続くかに思われた。 だが、楽園を憎悪するファルシが出現する。 禁忌の魔境として恐れられる下界「パルス」より到来したファルシが眠りから目覚めた時、コクーンの平和は終焉を迎えた。 ファルシは人に呪いをかけて、魔性の尖兵へと変える。 ファルシに選ばれし物――「ルシ」。 ルシの烙印を刻まれた彼らは、果たすべき使命を背負って、死よりも残酷な宿命に立ち向かう。 救済を求める祈り。 世界を守る願い。 運命を変える誓い。 想いが交錯する13日間が終わる時、彼らの戦いが始まる。
https://w.atwiki.jp/riku_ace/pages/13.html
ストーリー 346 それも名無しだ 2007/12/07(金) 10 34 51 ID DFm3xFpf ストーリー的には、時は宇宙世紀時代 セカンドインパクトにより世界は荒廃したが それから十数年、さまざまなエネルギー開発により 技術の著しい発展がおこり人は宇宙を目指した。 しかし、世界各地で紛争が頻発し 特に日本はものすごくカオスになり 紛争から逃れるためにコロニーに移民した人々が 地球圏との摩擦から独立戦争を起こす 膠着する情勢の中、更なる悲劇が襲い掛かる 空間のゆがみから異形のものたちが出現するようになった しかし、それはこれから始まる戦いの前触れでしかなかった。 ついには、空間は崩壊しさまざまな惑星が ひとつの世界の中に閉じ込められてしまった。 と、いったとこかとりあえず混ぜてみた 459 それも名無しだ sage 2008/01/21(月) 06 32 50 ID FEgIGzTC 458 すまない、まさか冗談を実現してくれる猛者がいるとは… 反省の意味を込め、妄想の種になりそうな論点を自分なりに整理してみる ストーリー編 ・世界観1:組織 参戦している機体の作品をできるかぎり取り入れるのかそれとも一部を居るだけにするか 例:コードギアスと米大統領または日本に存在する組織との関係 ・世界観2:参戦理由 そもそも場所的に戦場が地球外のものも参戦している。戦場を地球のみにするのか それとも、版権作品内の次元の揺らぎ的なネタに頼るのか オリジナル設定がすべての原因であるとするのか 例:戦闘メカザブングル・装甲騎兵ボトムズ・ゾイド等 宇宙空間等の陸じゃない地形で展開される戦闘はどうするのか 例:ガンダムの展開を地上編のみに改変する ・世界観3:クロスオーバー 各作品の原作の展開や作品間の人間関係をどこまで生かしどの程度関連性を持たせるか 例:クロスオーバーものに見られる性格や立場の一致する者やツッコミ役・声ネタ また、それぞれの作品の敵に関連性を持たせるか否か 例:ACE3におけるスカブとインベーダー オリジナルのあつかいはどうするか積極的に関係するかある程度空気にするか 462 それも名無しだ 2008/01/21(月) 23 01 26 ID ga/BojIM とりあえず世界観が合いそうなものだけで作ってみた。 戦闘システムはまた後日に。 訂正、修正、ここを変えたらもっとよくなるんじゃないか、という 意見があったらお願いします。 参戦作品 ベースは宇宙世紀の地上編、スポット参戦として絢爛舞踏会ザ・マーズ・デイブレイク、 ウルフファング、フロントミッション、アーマードコアが入る。 それに平行世界としてダイガード、ガンパレード・マーチ、などの生物系、 スポット参戦としてパトレイバー、ガサラキ、フルメタル・パニック!が付随して入る。 組織 ベースの世界(地球Aとする) 地球連邦軍 ジオン公国 傭兵レイヴン 平行世界(地球Bとする) 日本のみ描かれる 国土防衛軍 21世紀警備保障 警視庁警備部特機部隊 各世界観の関連性 地球A 連邦、ジオンともに宙間戦闘が行える機体は存在しない(開発中) レイヴンは雇われる側につく、時に味方、時に敵 ウルフファングの戦術戦闘部隊「空牙」は連邦軍所属 フロントミッションのWAWはジオンの試作機 地球B 黒い月が出現 黒い月と本来の月の干渉によって界震が発生 界震によって幻獣が変化したのがヘテロダイン 干渉が強くなると次空間に乱れができる=ワームホールの形成 地球B→地球Aは界震のみでいける 地球A→地球Bは向こう側で界震+こちら側で界震の場合のみ発動 戦闘地形 基本は地球上 地球Aのみ資源衛星内部、月面が存在する。(ジャンプ2倍、落下速度2分の1) あらすじ 時は新西暦0150年 人類が増えすぎた人口を削減するために月面都市への移住を開始してから 150年ほどたった時代。 月の裏側にある都市オリエンタルはジオン公国を名乗り、宇宙移民である スペースノイドの独立を求め、地球連邦に独立戦争を挑んでから半年がたった。 そんなある日、妙な事件が起こる。 中央アジア・密林地帯にあるジオン軍基地が消失するという事件である。 この調査にあたった連邦軍の第08MS小隊は基地のあとから出現した 謎の巨大生物と交戦になる。 そして交戦中、まぶしい光に包まれた彼らがたどり着いた場所は 自分達の知らない地球であった…